経営システム工学実験

経営システム工学実験

標準履修時期:学部3年次前後期

【授業の概要】
本実験では、単純な作業改善の場を用いながら、実践を通してIEの手法を理解するとともに、作業改善を具体化する。実験の過程で思考を発散させたり、収斂させたりすることの繰り返しが問題解決の過程であることを学ぶ。また、プロジェクト・マネジメントとチームワークについても学ぶ。

【授業計画】

題     目

内  容  ・  キ  ー  ワ  ー  ド

現状作業の把握

部品と製品の理解、組立手順の確認、ポンチ絵の描画、図面の描画、問題点の列挙

現状作業の設定

現状作業のビデオ撮影、レイアウトシート、標準時間の決定、習熟現象の観測

現状作業の分析

両手の動きの分析、サーブリグ分析、ものこと分析、組立順序の検討、生産方式の検討

問題の整理と定式化

問題点の整理、問題点の構造化、問題の定式化

改善案の考案

改善アイディアリストの作成、改善作業の構想シート

治具の作成①

治具のイメージ図、治具の作成、特許申請

治具の作成②

治具の作成、特許申請

治具の作成③

治具の作成、最終的な治具図面、特許申請

改善作業の試行

改善作業の実施、ビデオ撮影、レイアウトシート

改善作業の分析

改善作業の両手の動きの分析、サーブリグ分析、時間測定、残された問題と新たな問題の整理

改善作業の評価

標準時間の比較、両手の動きの比較、サーブリグの比較

発表会の準備

発表内容構成の検討、発表資料(PowerPoint)の作成、発表練習

発表会

発表会、改善コンテスト、実験全体のまとめ

【評価方法】実験および発表成果、出席(全出席が前提)、個人レポートによって評価する。

【教科書】経営システム工学実験テキスト

【参考書】藤田彰久著「新版:IEの基礎」(建帛社)

【履修前の準備】「IE技術」の講義を履修していること。

経営情報システム設計
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