バーチャルファクトリーに関する研究

バーチャルファクトリーに関する研究

対象分野概説

現代の消費者ニーズの多様化や製品ライフサイクルの短期化に伴い、製造業では、効率よくITを活用して、生産プロセスを革新しようというバーチャルファクトリーに関する研究が活発化しています。こうした中で、製品の3次元(3D)CADデータをもとに、設計段階で生産工程の3Dシミュレーションを行い、組立性や品質、生産性といった製造側の視点に立った設計を行うという生産準備プロセスの改革が注目を集めています。そこで、実際に試作品を作成することなくコンピュータの中で生産準備を行うプロトタイプレス生産に関する研究を成蹊大学と共同で進めています。

現在進行中の研究
VFにおける組立作業の評価方法の考案

過去の研究
2016年 3DCADデータを用いた組立順序の決定方法と保持治具形状の導出方法の提案

2016年 作業教示における標準時間に着目した動画手順書作成方法の提案
2016年 3DCADデータを用いたやりづらい組立作業を排除する方法の考案

2015年 3DCADを用いた組立作業における実用的な治具設計システムの開発(修士)
2015年 有効な組立順序の効率的な導出方法の研究

2013年 VFを用いた現場作業改善システムとIE分析システムの開発

2012年 位置関係マトリクスを用いた効率的な組立順序の導出方法の考案
2012年 VFにおける組立順序を考慮した治具導出方法の考案
2012年 VFにおける動作経済の原則にもとづいた現場作業の改善システムの開発

2010年 レイアウトと作業動作を含んだライン設計に基づいた工程編成方法の提案
2010年 コード部品を含んだ製品に関する組立順序の導出方法の考案
2010年 バーチャルファクトリーにおける現場作業の診断システムの開発
2010年 VFDLを用いた作業手順書作成システムの改良

2009年 トーナメントツリーを用いた組立順序の新たな導出方法の考案
2009年 3DCGを用いた作業手順書作成システムの開発

2008年 3DCGによる生産量を考慮した組立ライン案の作成方法の提案
2008年 治具機能から治具モデルに至るアルゴリズムの考案
2008年 バーチャルファクトリーにおけるストレートライン作業案の作成方法の考案

2007年 新たな接触関係図を用いた多軸構造製品の組立順序の導出に関する研究(修士)
2007年 組立作業におけるやりづらさの発生原因に関する研究

2006年 治工具を用いた組立作業の3DCG作成のための情報と作成手順に関する研究(修士)
2006年 バーチャルファクトリーにおける両手同時作業のVFDLを作成・評価するための研究

2005年 バーチャルファクトリーにおける新たなライン編成方法の提案とシステムの開発
2005年 トーナメントツリーを用いた組立順序の導出に関する基礎研究

2004年 組立作業における組立順序から3次元CGを自動作成するための基礎研究

この分野の推薦図書
検討中

実際の生産企業における改善に関する研究
経営工学教育システムに関する研究